ホリエモンに学ぶ「自分の時間」を取り戻す仕事術

ホリエモンに学ぶ「自分の時間」を取り戻す仕事術

Photo by Ryosuke Shimizu

■要約者レビュー

 これまで信じてきた価値観がゴッソリ根っこから覆される本との出合いは久々だ。現在、IoTなどのテクノロジーの進展により、あらゆる産業のタテの壁が溶けて消失しつつある。そんな時代に求められるのは、各業界の垣根を軽やかに越えていく「越境者」だ。越境者には、次から次に好きなことをハシゴしまくる「多動力」が欠かせないと著者はいう。

 著者の堀江氏は、石の上にも三年、完璧主義といった価値観をぶった斬り、180度の転換を図っていく。これからの時代で大切なのは、「自分の時間」を生きることだ。仕事を効率よく進める工夫をし、原液のように濃厚なコンテンツをつくることで、自分の分身が仕事をしてくれるようになる。「いやいや、堀江さんだからできるんでしょう?」と一蹴するのは早計だ。本書『多動力』に紹介されている考え方は、とかく制約の多い会社員でも明日から実践できるものばかりである。

 堀江氏の著書の面白さは、「誰かに言葉にしてほしかった真実」が突きつけられ、世界との対峙の仕方を見直すチャンスを得られる点にもある。一見バラバラな活動を、あれもこれも試す生き方だってアリ。本書を読めばそう思わずにはいられない。

 今の生き方に疑問がある方は、新しい生き方・働き方の決定版として迷わず本書を読んでいただきたい。人生を1秒残らずワクワクで埋め尽くしたくなるにちがいない。 (松尾美里)

■本書の要点

(1) 今後は業界の壁を軽やかに飛び越える「越境者」が求められる。越境者に必要なのは、次から次に好きなことをハシゴしまくる「多動力」である。
(2) 多動力を発揮するには、何か一つのことにサルのようにハマり、飽きたらすぐに次に移るとよい。
(3) 「原液」のように濃厚なコンテンツを生み出すことで、それに熱狂した自分の分身が勝手に仕事をしてくれるようになる。
(4) 人生に目的はいらない。ワクワクすることにハマれば結果はあとからついてくる。

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