いま注目のビジネスバズワードはアスリートから学ぶ「セルフ・ディシプリン」

いま注目のビジネスバズワードはアスリートから学ぶ「セルフ・ディシプリン」

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ニューヨークと東京を往復し、世界中の書籍コンテンツに精通するリテラリーエージェント大原ケイが、トップエリートたちにいま、読まれている話題の最新ビジネス書を紹介する好評連載。第10回目は、トップアスリートにみるビジネスバズワードについて。

■涙なしには読めないアスリートの自伝

 どんな種目のスポーツにおいても、トップレベルのアスリートが語る話には「感動」がある。それは、生まれ持った才能もさることながら、気の遠くなるような練習を積み重ね、自らの肉体を追い込んで改造し、一瞬のミスで全てがふいになるような場面であっても発揮される彼らの強靭な精神力が観る者を凌駕するからだろう。

 試合に勝った負けたと、結果に一喜一憂するのは勝手に応援する側なのかもしれないと思うほど。逆立ちしても同じようにできそうにないからこそ、アスリートはヒーローとなる。

 それでも、彼らのストーリーから学び、ビジネスに活かせる部分がないわけではない。最たるものはおそらく「セルフ・ディシプリン」と呼ばれる領域だ。このコラムでもしばしば「グリット」だの「ライフシフト」だのと、外来語をかまして申し訳ないのだが、日本語でピタッとくる表現がない場合、どうしてもカタカナでそのまま表記してしまう。セルフ・ディシプリンはつまるところ、「自己規律」と訳すのがいちばんしっくりくる気がする。スポ根の「根性」に当たるものかもしれない。つまりは自分に鞭打って立ち上がる気力のことだ。

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