ヒアリへの対処、症状が重い「アナフィラキシー」に要注意

 この5月以降、神戸、名古屋、大阪の各港で強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が確認された。日本国内に定着した可能性が指摘されている。

 環境省自然環境局は、2009年に公開していた「ストップ・ザ・ヒアリ」を再度周知し、一般に注意を呼びかけている。

 ヒアリは漢字で「火蟻」と書く。お尻に毒針を持ち、刺された場合は文字通りやけどしたような痛みが走る。軽症の場合、刺された部分に熱感、激しい痛みが生じた後、周辺がかゆくなり、10時間ほど経つと膿が排出される。

 中等度では、刺されて数分〜十数分後に、刺された箇所を中心に腫れあがり、部分的あるいは全身にじんましんが現れることもある。20〜30分経っても、症状が治まらず、さらに悪化する様子があれば病院を受診したほうがいい。

 さらに重度になると、息苦しい、声がかすれる、激しい動悸やめまい、吐き気、意識障害が生じる。

 これらの症状がでた場合は、重度のアレルギー反応である「アナフィラキシー」を起こした可能性が高い。処置が遅れると生命に関わる。近くの開業医でもいいので、一刻も早く病院に行くこと。その際は必ず「ヒアリに刺された可能性」と「アナフィラキシーを起こしている可能性」を伝えてほしい。

 ヒアリの毒には、アルカロイド系の「ソレノプシン」とハチ毒との共通成分が含まれている。すでにハチ毒アレルギーがある人は、アナフィラキシー反応が出やすい。

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