生産性をあげるには「減らす」より「増やす」改善が重要

労働時間、コスト、工程、ムダ……減らすだけの働き方改革はうまくいかない。逆に職場の空気はギスギスに。生産性向上の秘訣は、減らすものは減らしつつ、増やすものは増やすこと。ベストセラー『職場の問題地図』の人気業務改善士が、定着する職場改善のコツを伝授。新刊『チームの生産性をあげる。』から一部を紹介。

■「減らす」だけに走らない減らした時間で何を「増やすか」考える

 働き方改革や生産性向上を考えるとき、私たちは減らすことばかりに意識が向きがちです。総労働時間を減らす、ムダを減らす、工程を減らす、コストを削減する。もちろんそれも大事ですが、増やすもまた大事。

・仲間とのコミュニケーションの時間を10分とった。仲間の1人が、自分の仕事の悩みの解決方法を知っていた。すぐ解決した。
→悩むムダ時間の削減と、チームワークの強化に

 たった5分のコミュニケーションが、1時間のムダを減らすことにつながったりします。メンバー同士、お互いを知ることで、次に困ったときにも助け合いやすくなります。誰かに聞いたほうが早ければ、聞いて解決する。ムダに悩むより、ストレスなく、生産性も高くなります。

 私はいつもクライアントさんにこうお伝えしています。「ムダな2時間の会議を1時間に縮めて、その代わり雑談時間を30分増やしましょう」と。

 減らす一辺倒の改善はうまくいきません。職場の空気もギスギスします。働く人たちのモチベーションが下がります。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)