相手が話し出すのを黙って待つ 勇気を持つ

相手が話し出すのを黙って待つ 勇気を持つ

相手が話し出すのを黙って待つ 勇気を持つの画像

新刊『心に届く話し方 65のルール』では、元NHKアナウンサー・松本和也が、話し方・聞き方に悩むふつうの方々に向けて、放送現場で培ってきた「伝わるノウハウ」を細かくかみ砕いて解説しています。
今回の連載で著者がお伝えするのは、「自分をよく見せることを第一に考える話し方」て?はなく、「聞いている人にとっての心地よさを第一に考える」話し方です。本連載では、一部抜粋して紹介していきます。

■「相手はきっとこたえてくれるはずだ」と信じる勇気

 会話しているとき、ふとした瞬間に沈黙が流れると焦ってしまうことってありますよね。なんとか話を弾ませようと思っているときにこうした沈黙が訪れると、なんだか気まずくて「自分から何かを話さなくては」と思ってしまうこともあると思います。しかし、この沈黙も使いようで相手の話をより深く聞き出せることもあるのです。

 前の節でご紹介したタイミングのいいうなずきなどのリアクションは、相手に気持ちよく話してもらうのに効果的な方法でした。沈黙は、より深い話やこたえにくいことを尋ねるときに効果を発揮します。

 NHKのアナウンサーとしてインタビューの仕事をしていた頃の話です。インタビューでは相手の話しやすい話題だけでなく、相手がこたえたくないことや心の奥にある深い思いを聞き出さなくてはならない場面もあります。そんなときは、相手に質問をしてもなかなかすぐにはこたえてもらえないことも多々ありました。

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