なぜ人は性格を変えられないのか?

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『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』が8月30日にダイヤモンド社から発売されたことを記念して、20万部突破の第一弾『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を特別公開します。アドラーの厳しくもあたたかい言葉に、あなたも勇気づけられてください。

■人は性格を変えようとはしない

 私たちは認知バイアスから逃れることはできません。認知バイアスにより、自分にとって都合のいい情報だけを取り入れて、それ以外は例外として処理します。また、自分にとって都合のいいように解釈をねじ曲げて、「これまでの考え方は正しかったのだ」と無理矢理納得しようとするのです。その方がラクであり、そうでないと不安になるからです。

「自分は人から愛されている」というライフスタイル(=性格)を持っている人は、たくさんの友だちを作り、「やはり自分は愛されている」とその信念を強めるでしょう。逆に「自分は人から嫌われている」と思っている人は、友だちを作ろうとせず、結果的に友だちはできず「やはり自分は人から嫌われているんだ」とますますその信念を強くするでしょう。

 ある新興宗教の教祖が「半年後に世界が滅亡するような大地震が来るであろう。祈りなさい」と予言しました。しかし、地震は起きませんでした。普通であれば「教祖の予言は外れた。いい加減なものだ」と思うでしょう。しかし「教祖は正しい」という認知バイアスが働いている信者たちは逆の結論を出すのです。「教祖様の祈りのお陰で大地震を防ぐことができた。やはり教祖様の力は偉大だ」。そうやって、自らの信念をさらに強固なものにしていくのです。これは笑い話ではありません。私たちもこの信者と同じように、常日頃から認知バイアスでねじ曲げて、世の中を自分の都合のいいように解釈しているのです。

※本連載は日曜日以外の毎日更新します。

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