「考える」と、 何かいいことがあるの?

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AIがあらゆる職場に浸透する日も遠くないかもしれません。そんな時代に、私たちに何よりも必要とされるのが「自分の頭で考える力」です。ベストセラー『地頭力を鍛える』で知られる細谷功氏が、主に若い世代に向けて「自分の頭で考える」とはどういうことかについて解説した最新刊『考える練習帳』。本連載では、同書のエッセンスをベースに、「自分の頭で考える」ことの大切さとそのポイントを、複眼の視点でわかりやすく解説していきます。

■考えることには、多くのメリットがある

 そもそも、考えることには、何のメリットがあるのでしょうか? 

 一般に、考えることは面倒であり、時間もかかり、ある意味で「無理」をしなければならないことかもしれません。でも、そこには計り知れないほどのメリットがあります。1つの側面として、この「考える」という行為には、他のどの行為にもない「汎用性」、つまり、多種多様な場面に応用できるという一般性があります。

 たとえば、「投げる」や「走る」という物理的な行為は(スポーツ選手でもない限りは)一日にあっても数回でしょう。また、「怒る」や「喜ぶ」といった感情に近い行為も、そんなに四六時中起きるわけではありません。

 ただ、この「考える」という行為は、ありとあらゆる場面で(やろうと思えば)ほとんど、すべての行動に伴ってできる行為なのです。だから「考え方」が変わると、すべての言動に変化が出てきます。

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