3分で分かる「AI」、実は50年も鳴かず飛ばずだった過去とは?

3分で分かる「AI」、実は50年も鳴かず飛ばずだった過去とは?

AIがビジネスを劇的に変え、人間が必要でなくなる職種も多数――そんな未来予想が一人歩きするが、真実は一体どこに…?AIについて、改めて基礎からしっかりと学んでみよう

「AIがすべての産業を変える」と言われるが、話が複雑そうでわかりにくい。しかも、いまさら聞けない空気がある!…というわけで、AIの分野で日本をはじめシンガポールやドイツでも活躍する若者、株式会社ABEJA・岡田陽介社長に、記者・夏目がAIのイロハを伺ってきました。未来は、見える人には見えていた──。

■初期のAIは“ダメな奴“だった!?期待と失望を繰り返したAIブーム

夏目 取材前にしっかりAIの基礎を勉強をしてきましたよ。Wikipediaで(笑)。

岡田 それはそれは(笑)。

夏目 1956年に米国で行われた「ダートマス会議」で「人工知能(=Artificial Intelligence、略してAI)という言葉が生まれ、研究が始まったんですよね。

岡田 ええ。第二次世界大戦前後に現在のコンピューターの原型にあたるものが発明され、計算など人間の知的作業の一部を機械が行うようになりました。そしてダートマス会議で「近い将来、人間と同程度の知的活動ができるコンピューターが生まれる」と予測され、米国、英国などで研究が始まったんです。

夏目 しかし、この段階では実現しなかった、と。

岡田 56年から60年代にかけ、第一次AIブームが起こりました。しかし「フレーム問題」を解決できずに終焉を迎えます。

夏目 「フレーム」って何ですか?

岡田 ナツメさんは元理系ですよね?コンピューターのプログラムで「IF(もしも)」という構文を使いませんでしたか?

夏目 ええ。

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