突発性難聴に年3〜4万人、「普通の人」も襲う病気の厄介な実態

突発性難聴に年3〜4万人、「普通の人」も襲う病気の厄介な実態

ミュージシャンがなる病、というイメージを持つ人も多い突発性難聴だが、実は40〜50代のビジネスマンも多く発症している。治療の開始時期が早いほど、完治の確率が上がる病でもある

ある日突然、聴力が奪われる突発性難聴――。このところ、ミュージシャンなどの著名人が発症して話題になっているが、実は誰にでも発症する可能性のある病だという。突発性難聴の症状や原因について専門医に聞いた。(取材・文/清談社 真島加代)

■年間3〜4万人が発症突発性難聴は身近な病気

 今年6月、突発性難聴を発症し、入院が報じられた人気デュオ・KinKi Kidsの堂本剛(38)。退院後に出演したラジオで発症時の状況を告白したこともあって話題となったが、そもそも、突発性難聴とはどのような病なのか?

「片耳、もしくは両耳が突然聞こえにくくなるのが突発性難聴の主な症状です。そのため、発症したほとんどの人が、いつ、どこで耳が聞こえにくくなったか、という質問に答えられるのも特徴です。また、聞こえにくさと同時に、激しい耳鳴りやめまい、吐き気を訴える方もいます」

 こう語るのは、エムズクリニック白金の三塚沙希院長。とくに、めまいや吐き気などの症状が強く出る患者は入院を余儀なくされることもあるという。

「ただ、めまいや吐き気などは、必ず出る症状ではありません。30〜50dB前後の音が聞こえない場合は、耳鼻咽喉科での通院治療となりますが、60〜70、80dBの音が聞こえない患者さんには大きな病院への入院を勧めています」(三塚院長)

 50dB前後の音とは、1mの距離で話した大きな声が聞き取れる程度の音量だ。

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