優秀な経営者に共通するのは、 本質が見えること、先が読めること

優秀な経営者に共通するのは、 本質が見えること、先が読めること

細谷功氏と松井忠三氏

AIがあらゆる職場に浸透する日も遠くないかもしれません。そんな時代に、私たちに何よりも必要とされるのが「自分の頭で考える力」です。ベストセラー『地頭力を鍛える』で知られる細谷功氏が、主に若い世代に向けて「自分の頭で考える」とはどういうことかについて解説した最新刊『考える練習帳』。今回は、最新刊『無印良品のPDCA』(毎日新聞出版)を出版された松井忠三良品計画前会長と細谷功さんの対談をお届けします。人間の思考に精通したコンサルタントと赤字企業を短期間でV字回復させた実力派経営者。2人が語るAI時代を生き抜くための「考える力」とは、一体どういうものでしょうか?



■「MUJI GRAM」は、単なるマニュアルではなくPDCAを回す仕組み

細谷 松井さんの最新刊『無印良品のPDCA』(毎日新聞出版)を拝読いたしました。大変勉強になりましたし、面白かったです。

松井 ありがとうございます。

細谷 良品計画というと、店舗を運営するためのノウハウが書かれた「MUJI GRAM(ムジ グラム)」という13冊、2000ページにもおよぶマニュアルで有名ですが、これを読むと「MUJI GRAM」は、いわゆる固定的なマニュアルというイメージとは全然違いますね。

松井 そうですね。

細谷 毎月、約20ページ、全体の約1%が改訂されるそうで、そういう意味では、これは変化し続けるマニュアルというか、PDCAを回す仕組みと表裏一体になっているのですよね。

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