AIが店長の座を奪う!?小売業で起きつつある革命とは

AIが店長の座を奪う!?小売業で起きつつある革命とは

熟練の発注スキルを持つ店長すら上回る性能を見せるAI。普及すれば流通業が大きく変化するのは間違いないが、果たして人間はAIに駆逐される運命なのだろうか…?

AIが大きく変えると言われている業種の1つが小売業である。実際に、AIを導入することで、売上を大きくアップさせた小売り企業も存在する。一体、AIはどんな貢献をしてくれたのだろうか?(経済ジャーナリスト 夏目幸明)

■AIを入れれば小売りの現場は一変する!

夏目 前回まで「ディープラーニング以前のAIがなぜ『ブーム』で終わったか」、そして「現在のAIはどんな仕組みで、なぜブームでは終わらないのか」を聞きましたね。今回はせっかくだから、AIが産業でどう役立つか教えてください。

岡田 まずは小売店が一変します。

夏目 「百貨店やスーパーマーケットがAIを導入」なんてニュースを見ても、だからどう変わるのかわからなかったんだよな。

岡田 じゃあ、仮に舞台をスーパーマーケットにしましょう。まず、仕入れが変わります。何曜日の何時にどんな商品が売れたか、POSのデータをAIに「ディープラーニング」(連載第2回を参照)させていきます。すると、いままで店長さんが行っていた発注作業をAIが代行できるようになります。しかも、店長さんの経験やカンより正確、かもしれません。

夏目 なんと!

岡田 小売店は品切れを起こしたら機会損失になります。しかし生鮮など賞味期限が短いものは、仕入れすぎると売れ残り、破棄しなければなりません。だから今までは、店長さんが熟練のカンで「今日は絹とうふを何丁、木綿を何丁」といった具合に仕入れていました。

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