「大企業病」の兆候は管理部門を見ればいち早くわかる

「大企業病」の兆候は管理部門を見ればいち早くわかる

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大企業や名門企業による不祥事や看板事業の売却をめぐるニュースが後を絶たない。かつて隆盛を極めた企業が環境変化に追従できずに没落してしまう大きな原因の一つに「大企業病」があるのは明らかだが、管理部門を見れば、必ず兆候が見られる。あなたの会社は大丈夫だろうか。(アクセンチュア マネジング・ディレクター 中野豊明)

■変化に追従できずにマンネリ化に陥る企業

「勤労感謝の日」が過ぎると街はにわかに師走の慌ただしさをまとい、クリスマスの雰囲気に包まれる。

 少し気が早いが、今年もいろいろなことがあったと、思い返すのも今ぐらいの時期からだろう。新聞やネットニュースなどでも今年1年の流行語やヒット商品などを振り返る記事が増えるが、年頭や春先にあったことは既に忘れてしまっていることも少なくない。

 しかし今年私は、驚きと同時に非常に残念な思いを強く抱いた、いくつかの忘れられないニュースが記憶に残っている。

 それは、国民が信頼を寄せる大企業による度重なる不祥事や、看板事業の売却などの信じられないような出来事である。そして今年に限らず、似たようなニュースがここ数年、毎年報じられていることに憤懣やるかたない思いがする。

 本稿でもたびたび取り上げているが、世の中は常に変化し続け、企業が置かれる状況も日々変化している。このような変化に追従できない企業や、変化を無視してマンネリという巣穴で冬眠のごとく引きこもる企業が陥りがちなのが「大企業病」である。

■技術の進歩によってテレビメーカーに起きた変化

 読者のみなさんは、かつてアナログテレビがデジタルテレビに切り替わるのに何年ぐらいかかったかお分かりであろうか。答えは、わずか4年である(国内出荷台数ベース)。

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