「離職率ゼロ」を実現した経営者は何をしたか

「離職率ゼロ」を実現した経営者は何をしたか

(写真はイメージです)

■働くことが楽しければ辞めない

 中小企業経営者の大きな悩みの一つに「高い離職率」があります。ただでさえ人材不足の状況の中、時間とお金をかけて育てた人材が定着しないことは、経営上の大きな不安要素となります。

 日本の産業全体で見ると、大企業に比べて中小企業の離職率は高いといわれていますが、一方で中小企業であっても離職率が非常に低い会社も存在します。

 当社(小宮コンサルタンツ)の長年のお客さまに、従業員数150人ほどの中小企業があります。従業員の多くは機械の設置やメンテナンスという現場仕事に携わっています。体力的にも精神的にも厳しい仕事も少なくないのですが、この1年間ほどの離職率はゼロでした。それどころかこの2年間で、過去に辞めた4人の元従業員が戻ってきました。

 この会社も元々は離職率はそれほど低くなかったのですが、なぜ離職率を下げることができたのか。結論から言うと「従業員の働きがいを高めた」ことでした。

 従業員に話を聞くと、全員というわけではありませんが、若い従業員の中には「働くことが楽しいから、朝早く出社したい」という人もいます。また終業後、使った工具を家に持ち帰って手入れをしたり、お客さまのところへ向かうための社用車をピカピカに磨いて次の仕事に備えるという従業員もいます。

 離職率が低いだけでなく、従業員が仕事に対して前向きで取り組んでいるため、会社のパフォーマンスも同業他社を大きく引き離しています。そのおかげで、2年に一度全従業員を3班に分けて海外研修に連れて行っています。

 社長はどんな方法で会社を変えたのでしょうか。

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