「前例のないプロジェクト」を成功に導くために必要なこと

「前例のないプロジェクト」を成功に導くために必要なこと

光明は突然あらわれる!

前例のないチャレンジほど、取り組んでいる最中は暗中模索で手ごたえがなく、あるとき前触れなく光が射してくるものだ−−。これは、資産運用のロボアドバイザーを提供するスタートアップ「ウェルスナビ」を創業した柴山和久さんが、ところ変われど様々な仕事に取り組みながら実感することの一つだそうです。華麗なるキャリアチェンジ(東京大学法学部を卒業後、2000年から財務省(当時の大蔵省)で9年間勤務。パリ郊外にある経営大学院INSEAD(インシアード)でMBAを取得し、コンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニー勤務を経て起業)を経ながらも、自身について「仕事に慣れるのに時間がかかるタイプで、キャリアの半分の期間は、組織の役に立っていなかった」と分析される柴山さん。未知なる取り組みに対峙するときの心持ちや成功するヒントを聞きました。

■語学力もイギリスでの経験も不足前例を踏襲しない方法を探した

 後から振り返って「特別だった」と思える仕事ほど、その最中(さなか)にいるときは苦しいものです。長く暗いトンネルを抜けて初めて、出口があったことに気づくのだと思います。

 日英の財務省を経てMBA留学、日韓米のマッキンゼーに勤務して起業、というキャリアは一見スマートかもしれませんが、私自身は計画的にキャリアを積んできたわけではありません。意識してキャリアチェンジをしたわけではないものの、働く場が変わるたびに「前例のないプロジェクトほど苦しかった」という点は共通でした。

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