希望と民進の統一会派は「寄り合い所帯」の再生産に過ぎない

希望と民進の統一会派は「寄り合い所帯」の再生産に過ぎない

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 希望の党と民進党が衆参両院で統一会派を結成することで正式な合意文書を交わした。衆参両院で野党第1会派となる。懸案となっていた安全保障法制への対応は、「違憲と指摘される部分を削除することを含め、必要な見直しを行う」との文言で折り合ったが、都合よく解釈できる余地が残った。今後、両党は党内手続きに入るが、両党内にはそれぞれ会派結成への反対意見も根強く、それぞれ「分党論」も浮上し、調整は難航する可能性が高い。

 本稿は、希望の党・民進党の統一会派結成に基本的に反対の立場で論じる。「寄り合い所帯」への国民の不信感は根強く、先の展望がないからだ。野党が政権を奪取したいならば、「単なる数合わせ」を超えた、これまでと全く違う発想を持つべきだ。

■希望は乗り、立憲民主は拒否した民進党「野党再結集」の呼びかけ

 希望の党、立憲民主党、民進党の3つに分裂した野党が再び合流するべきだという意見は、衆院選が終わった直後から出て、次第に広がった。衆院選の圧勝で、与党は特別国会の予算委員会での党の質問時間を削る要求を強め、従来「野党8、与党2」の割合で配分されていた質問時間が、最終的に「野党2、与党1」となった(本連載第171回)。

 その上、分裂した野党がバラバラに質問したため、安倍晋三政権を追い詰めることができなかったと批判された。特別国会閉会後、玉木雄一郎希望の党代表は「野党が分かれてバラバラだというところは、足元を見られて与党に差し込まれた。

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