巨額減損のみずほが必死で消し去る「旧経営陣色」

巨額減損のみずほが必死で消し去る「旧経営陣色」

3月6日、みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(左)が、業績修正の理由を報道陣に語った

銀行業界に波紋を広げたみずほフィナンシャルグループによる巨額減損の発表。その思惑をめぐってさまざまな見方が交錯する中、5日後に発表された役員人事には、就任2年目を迎える坂井辰史社長が、佐藤康博前社長(現会長)ら旧体制の色を必死に消そうとする思いがにじみ出ていた。(「週刊ダイヤモンド」編集部 田上貴大)

「旧経営陣の判断の遅れなのか」――。3月6日、当初予想から9割減という業績の大幅な下方修正を発表したみずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長に、記者会見で報道陣からこんな質問が飛んだ。

「過去の経営陣が課題として認識していたものを、今の私たちの管理手法の進捗に応じて、適切な時期に前倒しで処理したのが今回(の下方修正)だと思っている」。坂井社長はそう応じたが、言葉の端々に旧経営陣が課題を先送りし、負の遺産をいたずらに背負わされたとの思いがにじみ出ていた。

 それもそのはず。2019年3月期において、約6800億円にも上る減損処理を実行する予定で、そのうち約4600億円と大部分を占めるのは、坂井社長の上の世代が進めてきた次期勘定系システムを含むソフトウエア関連の費用だからだ。

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