「研修講師」の難しさはどこにあるのか?

「研修講師」の難しさはどこにあるのか?

「研修の講師を担当してほしい」と、突然上司に呼ばれて依頼をされたら、多くの人は不安に思うだろう。失敗せずに研修を進めるためのコツをお伝えする(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「悪いんだけど、来期に××研修の講師を担当してほしい」

 ある日、上司に呼ばれて急にそんな依頼をされたら、皆さんはどんな気持ちになりますか?

「人前で話すのは得意だから任せておけ」という方もいるかもしれませんが、多くの方は「えっ?自分が?」「ただでさえ忙しいのに勘弁してほしい」「講師と言われても……」と、どちらかと言うとネガティブな気持ちになると思います。

 そんな、損な気持ちを少しでも吹き払って「講師」という役割を楽しんでほしい――。そうした想いから今回の連載を担当させていただくことになりました。

 講師の役割が難しい(と感じる)には、それなりの理由と傾向があります。本連載では「こうしたら講師として失敗せずに研修を進められる」というポイントを、できるだけわかりやすく噛み砕いてご紹介していきたいと思います。

■「研修」と「プレゼンテーション」の違い

「研修」とよく似た形態に「プレゼンテーション」(以下、プレゼン)があります。研修を担当したことがない人でも、プレゼンの経験はあるのではないでしょうか。

 研修講師の難しさを考える上で、まずは研修とプレゼンの違いを考えてみましょう。研修とプレゼンには、「1対多のコミュニケーションである」こと、「事前の資料作成が必要なこと」など共通点も多いですが、大きく3つの違いがあります。

(1)時間の長さ

 研修とプレゼンの一番の違いは、与えられる「時間の長さ」です。一般的に「研修」というと、半日や1〜2日間が普通で、短くても数時間のものがイメージされます。これに対して「プレゼン」というと、短いものだと5分、長くても質疑応答を含めて20分程度が一般的ではないでしょうか。

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