「勉強しなくても結果を出せる人」がやっている、たった1つの習慣
2023年03月21日 06時00分ダイヤモンドオンライン

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『起業家の思考法 「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法』を出版した株式会社じげん代表取締役社長の平尾丈氏。25歳で社長、30歳でマザーズ上場、35歳で東証一部へ上場し、創業以来12期連続で増収増益を達成した気鋭の起業家として活躍。「ライフプラットフォーム事業」として、複数のインターネットメディアの情報を統合し一括して検索・応募・問い合わせを行うことができるEXサイトなど複数のビジネスモデルを展開している。
そんな平尾氏と対談するのはMOON-X Inc.のCEO長谷川晋氏。東京海上火災で法人営業を担当、P&Gでさまざまなブランドのマーケティングおよびマネジメント統括を経験。楽天の上級執行役員、Facebook Japan代表取締役に就任した後、2019年にMOON-X Inc.を創業し、ベビー&マタニティやレザー製品などのブランド運営事業を手掛けている。2022年11月には長谷川氏がこれまでの経験から培ったビジネススキルをまとめた『今すぐ結果が出る 1ページ思考』を出版した。
不確実性が高く、前例や正攻法に頼れない時代。そのなかで圧倒的な成果を出しているおふたりに「起業家の思考法」について語っていただいた。
連載第3回は、おふたりの自己研鑽や目的達成の手法について紹介する。
(写真 株式会社じげん・津田咲)
■一次情報の獲得方法も目的の結晶化から生まれる
平尾丈(以下、平尾):今は以前と比べて若手が仕事のなかで勉強しづらい状況ですよね。
最初は誰かの型や思考法を真似てみるところから始まりますが、在宅ワークも浸透して横の先輩から何かを「見て学ぶ」こともできないし、そもそも労働時間も減っている。
長谷川晋(以下、長谷川):わたしも若い子から「どうやって情報収集するのか」、「どのように自己研鑽をしているのか」と聞かれることがあります。
平尾:長谷川さんは、どうやっているんですか?
長谷川:ほぼ何もやっていません(笑)。ただ、人生プランの作成だけは唯一26歳からやっています。
平尾:うわ〜、すごい!(長谷川氏のびっしりと書き込まれたノートを見て)
長谷川:平尾さん含めて起業家の方々はキラキラしていてとても遠い存在に感じていました。
周囲にも大企業や外資系で働く人が多く、スタートアップで起業した人も皆無。
ずっと起業がしたかったのに、結局はリアルに起業についてイメージできていなかった。
でも人生プランでは「プロマネを経験して、何歳で起業して、何歳でこういう仕事に集中して」最後は「どうだ、じいちゃんって格好いいだろ」って言えるようなプランを書いてみたんです。
プランがあれば、時間軸が生まれます。そこから逆算していくと、足りないスキルやギャップが見えてくるので、「じゃあそれを埋めるためにはどうするか」と考えていける。
平尾:問題解決プロセスがしっかりされているし、すごくまとまっていますね。
長谷川:35歳の予定が41歳で起業したので、プランとはだいぶズレましたけど(笑)。
なにで起業するのかとずっと妄想していると、その目的に行動が紐づいていくんですよ。情報収集の方法も変わっていく。
最初はマーケのコンサルしか思いつかなかったけど、ファンドも考えていったので投資ファンドの作り方を調べたりまとめたり。
だから一般的な勉強はほとんどしていません。
仮でいいから「これをやる」と決めたことに必要なものだけを集めるために人に会ったり本を読んだり。
平尾:まさに目的志向ですよね。これこそ目的の結晶化だ。すごく面白いです。戦略脳で仕掛けにいっている。
わたしは逆に『1ページ思考』を読んで、論点をちゃんと絞れてこなかったと反省しました。
長谷川:生粋の起業家の平尾さんのやり方と、P&Gの1ページ文化っていうグローバルビジネス習慣をアレンジしたわたしのやり方。
真逆なくらいの生い立ちなのに、結果的にちゃんと頭を使って考えるとか要素分解や組み合わせ、ポータブルスキル、成長力の上げ方に帰結する共通点がありましたね。
比べてみると、違うところから生まれた思考法が似通っていて、面白いですよね。
そんな平尾氏と対談するのはMOON-X Inc.のCEO長谷川晋氏。東京海上火災で法人営業を担当、P&Gでさまざまなブランドのマーケティングおよびマネジメント統括を経験。楽天の上級執行役員、Facebook Japan代表取締役に就任した後、2019年にMOON-X Inc.を創業し、ベビー&マタニティやレザー製品などのブランド運営事業を手掛けている。2022年11月には長谷川氏がこれまでの経験から培ったビジネススキルをまとめた『今すぐ結果が出る 1ページ思考』を出版した。
不確実性が高く、前例や正攻法に頼れない時代。そのなかで圧倒的な成果を出しているおふたりに「起業家の思考法」について語っていただいた。
連載第3回は、おふたりの自己研鑽や目的達成の手法について紹介する。
(写真 株式会社じげん・津田咲)
■一次情報の獲得方法も目的の結晶化から生まれる
平尾丈(以下、平尾):今は以前と比べて若手が仕事のなかで勉強しづらい状況ですよね。
最初は誰かの型や思考法を真似てみるところから始まりますが、在宅ワークも浸透して横の先輩から何かを「見て学ぶ」こともできないし、そもそも労働時間も減っている。
長谷川晋(以下、長谷川):わたしも若い子から「どうやって情報収集するのか」、「どのように自己研鑽をしているのか」と聞かれることがあります。
平尾:長谷川さんは、どうやっているんですか?
長谷川:ほぼ何もやっていません(笑)。ただ、人生プランの作成だけは唯一26歳からやっています。
平尾:うわ〜、すごい!(長谷川氏のびっしりと書き込まれたノートを見て)
長谷川:平尾さん含めて起業家の方々はキラキラしていてとても遠い存在に感じていました。
周囲にも大企業や外資系で働く人が多く、スタートアップで起業した人も皆無。
ずっと起業がしたかったのに、結局はリアルに起業についてイメージできていなかった。
でも人生プランでは「プロマネを経験して、何歳で起業して、何歳でこういう仕事に集中して」最後は「どうだ、じいちゃんって格好いいだろ」って言えるようなプランを書いてみたんです。
プランがあれば、時間軸が生まれます。そこから逆算していくと、足りないスキルやギャップが見えてくるので、「じゃあそれを埋めるためにはどうするか」と考えていける。
平尾:問題解決プロセスがしっかりされているし、すごくまとまっていますね。
長谷川:35歳の予定が41歳で起業したので、プランとはだいぶズレましたけど(笑)。
なにで起業するのかとずっと妄想していると、その目的に行動が紐づいていくんですよ。情報収集の方法も変わっていく。
最初はマーケのコンサルしか思いつかなかったけど、ファンドも考えていったので投資ファンドの作り方を調べたりまとめたり。
だから一般的な勉強はほとんどしていません。
仮でいいから「これをやる」と決めたことに必要なものだけを集めるために人に会ったり本を読んだり。
平尾:まさに目的志向ですよね。これこそ目的の結晶化だ。すごく面白いです。戦略脳で仕掛けにいっている。
わたしは逆に『1ページ思考』を読んで、論点をちゃんと絞れてこなかったと反省しました。
長谷川:生粋の起業家の平尾さんのやり方と、P&Gの1ページ文化っていうグローバルビジネス習慣をアレンジしたわたしのやり方。
真逆なくらいの生い立ちなのに、結果的にちゃんと頭を使って考えるとか要素分解や組み合わせ、ポータブルスキル、成長力の上げ方に帰結する共通点がありましたね。
比べてみると、違うところから生まれた思考法が似通っていて、面白いですよね。
趣味と実益を目標に国家試験にチャレンジしようと決断。ネットでリサーチすると、いわゆる一冊本と過去問を繰り返せば合格できるとのこと。ヨシッ! と一冊本を買ってきたら、その本を理解するための初学者向け導入本が必要になったので5冊追加購入。今はテキストを読みながらノートに暗記用問題を書いてるところ。PCばかり使ってたので文字を書くというのが新鮮で 自分は日本人なのだと充実した気分を実感している。最高齢の合格者は73歳とのことなので それまでに合格できれば というのが夢。