80年代生まれの医師と看護師が語る、 医療現場で教えられた「これからの命の終わりとの向き合い方」

80年代生まれの医師と看護師が語る、 医療現場で教えられた「これからの命の終わりとの向き合い方」

後閑愛実(ごかん・めぐみ)
正看護師。BLS(一次救命処置)及びACLS(二次救命処置)インストラクター。看取りコミュニケーター
看護師だった母親の影響を受け、幼少時より看護師を目指す。2002年、群馬パース看護短期大学卒業、2003年より看護師として病院勤務を開始する。以来、1000人以上の患者と関わり、さまざまな看取りを経験する中で、どうしたら人は幸せな最期を迎えられるようになるのかを日々考えるようになる。看取ってきた患者から学んだことを生かして、「最期まで笑顔で生ききる生き方をサポートしたい」と2013年より看取りコミュニケーション講師として研修や講演活動を始める。また、穏やかな死のために突然死を防ぎたいという思いからBLSインストラクターの資格を取得後、啓発活動も始め、医療従事者を対象としたACLS講習の講師も務める。現在は病院に非常勤の看護師として勤務しながら、研修、講演、執筆などを行っている。著書に『後悔しない死の迎え方』(ダイヤモンド社)がある。

人は自分の死を自覚した時、あるいは死ぬ時に何を思うのか。そして家族は、それにどう対処するのが最善なのか。
16年にわたり医療現場で1000人以上の患者とその家族に関わってきた看護師によって綴られた『後悔しない死の迎え方』は、看護師として患者のさまざまな命の終わりを見つめる中で学んだ、家族など身近な人の死や自分自身の死を意識した時に、それから死の瞬間までを後悔せずに生きるために知っておいてほしいことを伝える一冊です。
「死」は誰にでも訪れるものなのに、日ごろ語られることはあまりありません。そのせいか、いざ死と向き合わざるを得ない時となって、どうすればいいかわからず、うろたえてしまう人が多いのでしょう。
今回は、『後悔しない死の迎え方』の著者で看護師の後閑愛実(ごかんめぐみ)さん、『「残された時間」を告げるとき』の著者で緩和医の西智弘(にしともひろ)先生、『医者の本音』の著者で外科医の中山祐次郎(なかやまゆうじろう)先生という3人の医療者による対談を収録しました。いずれも1980年生まれの次世代を担う医療者が「これからのいのちの終わりの向き合い方」をテーマに対談しました。
看護師、医師という2つの視点から、患者さん、あるいは家族が命の終わりとどう向き合ってほしいかを語ってもらいます。(撮影:永井公作)

■奇跡の時間「なかなおり」

後閑愛実さん(以下、後閑):急性期と緩和ケアの現場で働かれているお二人の先生にすごくうかがいたいことがありました。

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