イギリスの「EU離脱」が日本経済に及ぼす影響が限定的な理由

イギリスの「EU離脱」が日本経済に及ぼす影響が限定的な理由

Photo:PIXTA

EU離脱を巡って、イギリスの政治が混迷しており、経済面での混乱も予想されている。日本経済への影響を懸念する声も聞かれるが、過度な懸念は不要だろう。(久留米大学商学部教授 塚崎公義)

■自由貿易などのメリットは失われるが…

 EUは基本理念として「人・物・資本・サービスの移動の自由」を掲げている。イギリスがEUからの離脱を決めた理由は、「人の移動の自由を制限したかったからだ」とも言われているが、それは日本経済と関係ない。

 それよりも、日本にとって重要なのは「物の移動」だ。経済学は、「貿易による国際分業には双方にメリットがある」と教えているので、イギリスがEUを離脱すると、大陸もイギリスもメリットが受けられなくなり不利益をこうむる。

 イギリスの消費者はフランスのワインが値上がりすれば不幸だろうし、フランスのワインメーカーもイギリス向けワイン輸出が減るから不幸であろう。

続きはダイヤモンド・オンラインで
(会員登録が必要な場合があります)

1

関連記事(外部サイト)