「言葉ありき」の仕事グセをやめれば、日本企業は変われる! 【入山章栄×佐宗邦威】



入山:佐宗さんのやっている戦略デザインファーム「BIOTOPE」はそういう役割じゃないですか?

佐宗:まさにそうですね。ビジョナリーの人が持っている「絵」の実現を支援することで、具体化のスピードを一気に上げていくことが大事だと思っています。たとえば「人工流れ星」をつくるという魅力的な「妄想」を打ち上げているALEの岡島礼奈さんという方がいます。「100年後のことをやりたいんだけど、それをどう具体化していこうか」という話、妄想からリアルの世界に落とし込んでいくというときには、僕たちの出番だなと思いますね。

そのためには、「デザイン」のとくに可視化・具現化の力が非常に生きてくると思うんです。具体性がない妄想だけでは、なかなか実現しにくい。

今回の『VISION DRIVEN』でも、原稿の前にまず1枚の大きな「絵」をつくりました。僕がラフで描いたものを、社内のイラストレーターが見事に具体化してくれて、それを自分がさらに修正していくことでより解像度を高めていったんです。最初にモヤモヤしていたものがデザインの力で具体的になっていくわけです。

ちなみに、僕からすると、入山先生も「絵」で考えるのがうまい人だなあという印象です。先生の講義では、ホワイトボードはほとんど図や絵ですから、ほとんどビジュアルで考えていらっしゃるのかなと思いました。

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