「言葉ありき」の仕事グセをやめれば、日本企業は変われる! 【入山章栄×佐宗邦威】

あのわかりやすい図などはどうやってつくっているんですか?

入山:たとえば『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)で「世界標準の経営理論」という連載を4年間していたときは、僕がささっと描いた乱雑なラフをカメラで撮って、それを担当の編集者に送っていました。

この編集者さんがとても優秀で、僕が言いたいあやふやなことを奇跡的に理解して、見事に整理してくれる。さらにそれを優秀なDHBRのデザイナーさんが仕上げてくれるという流れですね。このプロセスで面白いのは、僕がイメージしたとおりのものができるときもあれば、僕のイメージをデザイナーさんが超えてくれる場合もあることです。

佐宗:僕も個人としてある程度デザインできると思っているんですが、やはりプロの具体化レベル、解像度を上げる力はレベルが違います。

■イメージの解像度を上げるには五感を使う

入山:言葉だけで伝えるより、殴り描きでもいいのでラフがあったほうが伝わるということはあると思いますね。むしろ、言語による制約って、僕らが考えている以上にものすごく大きい。物事は言葉にした瞬間にすごく矮小化されるんです。僕たちは頭の中で言葉にできないいろいろなことをもっと考えているはずなんですが、言語化したときにしょぼくなってしまう。

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