自分の髪を抜いてしまう子どもが 親に発している「SOS」の正体

自分の髪を抜いてしまう子どもが 親に発している「SOS」の正体

「全面肯定」してもらえた記憶は、子どもを支え続ける。

子育て中の親の悩みが幸せに変わる「29の言葉」を集めた新刊『子どもが幸せになることば』が、発売前から注目を集めています。

著者は、共働きで4人の子を育てる医師・臨床心理士で、20年間、5000回以上の面接を通して子育ての悩みに寄り添い続けてきた田中茂樹氏。親が「つい、言ってしまいがちな小言」を「子どもを信じることば」に変換すると、親も子もラクになれるという、心理学に基づいた「言葉がけ」の育児書です。

この記事では、いわゆる「自傷行為」をする子どもが、その行為を通して親に発している「メッセージ」について紹介します。(構成:編集部/今野良介)

■ストレートに「とてもつらい、苦しい」と言うことができない

苦しいとき、つらいときに子どもが頼るのは、親です。

幼いときには、親にSOSを出すのは簡単です。赤ん坊であれば、ためらいなく大声で泣くことができます。ところが、だんだんと自分の心が育ってきて、状況を判断して辛抱できるようになると、SOSは出されなくなってきます。これは子どもが成長している証拠でもあります。

たとえば、予防接種でも、歯科検診でも、3歳、4歳、5歳と年齢が上がれば、子どもの態度も頼もしく変化していきます。いつまでも「ママ〜!」と泣いているわけにはいきません。

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