AIがデザインする時代にデザイナーは何をすればいいのか? ―水野学×佐渡島庸平

ただ、そうなるために必要なのが「デザインは決して神がかり的なことじゃない」と認識されること。いわばデザインという名の「宗教」を解体することです。
まだの世の中には「デザイン」というものに信仰心があります。「デザイン信仰」があるから、解体はかなり難しいんじゃないかなと思っています。デザインが神聖なものでなくなれば一気に研究が進んで、AIでもデザインは問題なくできると思います。

ここ(銀座 蔦屋書店)にある本のデータがあれば、たぶん10年くらいはデザインはできると思うんですよ。大量の本データは、コンピューターであればあっという間に蓄積できるじゃないですか。そして、それをどう組み合わせるかの話だけなので、ぜんぜん簡単なことだと思います。

佐渡島 そうなっていったときに、たぶんAIだったら、「みんながどっちのデザインを選んだか」といいう「結果論」でデザインをやっていくと思うんですけど……。

水野 一側面はそうだと思います。

佐渡島 そうですよね。でも、「すぐ選ぶ」いいデザインと「ずっとあるといい」デザインは、違うじゃないですか。

水野 そう、そう。条件の入力項目がすごく多くなる。

佐渡島 そうですね。
「どんなデザインが欲しいの」となったときに「5年間使っても飽きないデザインで」といったリクエストを入れるとか、そういうこと。

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