AIがデザインする時代にデザイナーは何をすればいいのか? ―水野学×佐渡島庸平


だから、「どんな項目が必要で、何を要求するといいか」が決まってないことがほとんどですよね。普段の水野さんのヒアリングは、そこを確認してる感じです。

水野 そうです。まさにそうで、ぼくが「段取り」と呼んでいるのは、まさにそこの部分がメインなんです。
めちゃくちゃ聞くんですよ。佐渡島さんの会社のときもそうですけど、昨日も一緒にお仕事をしている福井県鯖江市の漆淋堂さんに「これをこうしたらこうなるけど、こうなったらこうなって、こうなるけど……どうする?」みたいな、なんかもうずっと作戦会議で話してるんですよ。昼の3時ぐらいから深夜0時くらいまでご飯を食べながら、飲みながら……。

佐渡島 あ、そんなに長く一緒にいたんですね。

水野 ずーっと話してるんです。たまにくだらない話もしたりとかしますけど、それはもう休憩時間で、ずーっと話してますね。
それはその人が経営者だから、やっぱり楽しいんですよ。こちらも楽しいし、向こうも楽しいと思ってくれているはずです。それが楽しくない経営者とはやっぱり仕事は続かないですよね。
だって、「自分の会社がどうなるか」を楽しめない人といくら仕事しても意味がないし、もっというと、そういうビジョンがある人とじゃないと話してても意味がないから、どうしてもトップマネジメント層になっていきますよね。

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