ミュージカル「キングコング」で、「体験」にもデフレ圧力を実感

ミュージカル「キングコング」で、「体験」にもデフレ圧力を実感

ミュージカル「キングコング」の「終演時の撮影時間」に撮った写真。拡散を期待して劇場内の撮影を一部解禁したようだ Photo by Izuru Kato

米ニューヨークのタイムズスクエアに、ミュージカルの当日券を値引き販売しているtkts(チケッツ)がある。

 先日の出張時、夜の予定が空いたので久しぶりにミュージカルでも見てみようかと同店に寄ってみた。夕方だったため売り切れの演目も多かったが、「キングコング」が5割引きで売られていた。

 スマートフォンで評判を調べると、米誌「ローリングストーン」は「このスペクタクルがブロードウェイを永遠に変えてしまう理由」と評していた。テーマパークのショーのような演出を批評家は嫌うだろうが、これも時代の流れだといった書きぶりだった。「半額ならいいか」と思って購入した。

 夜になって劇場に行くと、開演直前に次のようなアナウンスがあった。「終演時に撮影時間がありますので、上演中はステージを撮影しないでください」。一昔前までは「劇場内の撮影は固くお断りしています」が常とう句だったのに様変わりである。観客が写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散すれば宣伝効果が高まるからだろう。

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