セブン経営陣、24時間営業を死守する「撤退できぬ病」の重症度

セブン経営陣、24時間営業を死守する「撤退できぬ病」の重症度

内心は「もう限界だ」とわかっていても、「撤退」の決断だけは頑なに拒む――セブン経営陣は、そんな「撤退できぬ病」に冒されていないだろうか? Photo by Akiko Onodera

ローソンやファミリーマートに「24時間営業見直し」のムードが広まっている中、頑なに24時間営業継続の道を進んでいるセブン-イレブン経営陣。日本企業、ひいては旧日本軍にも蔓延していた「撤退できぬ病」に冒されているのではないだろうか。(ノンフィクションライター 窪田順生)

■24時間営業にこだわらないセイコーマートとセブンの違いとは

「24時間営業見直し」のムードが高まっている。

 ローソンの竹増貞信社長は、もともとコンビニは24時間営業だったわけではなく、時代の求めに応じて始まったルールなので、社会のニーズが変われば店舗ごとに対応してもいい、という柔軟な考えを示しており、実際ローソンではこの5月、「時短営業」の店舗は計43になるという。ファミリーマートも、この6月に24時間営業見直しを視野に入れた実験を行う。約270のFCオーナー店を対象に参加を募っているという。

 また、規模を抑えた「持続性重視」の経営にも注目が集まっている。

 1971年、日本初のコンビニを開店させて、北海道と関東で1190店舗(2019年3月末現在)を展開するセイコーマートでは、24時間営業店舗は全体でわずか2割しかない。

 大手コンビニは、オーナー店からの「チャージ」の収入が柱となるフランチャイズビジネスなので、店舗を開ければ開けるほど儲かるが、セイコーマートはほぼ直営店。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)