臨床心理士がすすめる絵本 知らない人も多いけど 「極上の3冊」

そういうのは、いつか子どもがほかで学びます。
もちろん「つり橋ってなあに?」と子どもがたずねてきたら、簡単に答えてあげたらいいと思います。

「字を覚えさせたい」とか「感性を豊かにしたい」などの「下心」をもって絵本を選んだり、読み聞かせたりしていると、子どもが絵本を好きになりそこなうかもしれません。

絵本を読むのは、何かの目的のための手段ではなく、読むこと自体が最高の目的です。サッカーの試合を観ることや、オーケストラの演奏を聴くことと同じこと。最高の娯楽で、贅沢な時間だと思います。

絵本を選ぶときは、親が読んで、自分でも心にぐっとくるものを選ぶのがコツです。「子どもの心にぐっとくるかな」と思って選ぶよりも、自分の中の「子どもの心」に響くものを選びましょう。店員さんや、保育園・幼稚園の先生にアドバイスをもらうのもいいでしょう。

いい絵本は、ありがたいお経のようで、何度も続けて読むうちに、どんどん良くなってきます。幼い子どもの心に、魔法のようなフレーズが素晴らしい絵と一緒に届いていく、心理学的にもすごい体験です。

いくつか、私のおすすめの絵本を紹介します。

私が子育てしていたころからある、すでに「古典」となっている本ばかりです。

・『へんてこ へんてこ』
(長新太・著/佼成出版社・刊)

不思議な橋が森の奥の川にかかっていて、その上を渡ると、体がにゅーっと伸びてしまう。

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