臨床心理士がすすめる絵本 知らない人も多いけど 「極上の3冊」

猫は「ねーこー」になり、狐は「きーつーねー」になる。お化けもやってくる。象もやってくる。蛇なんかやってきたらどうなるか?

私の三男は「ねーこー」などの部分はすべて合唱して、終われば必ず「もう一回読んでや」でした。

・『まがればまがりみち』
(井上洋介・著/福音館書店・刊)

何より絵がめちゃめちゃにすばらしい。「ひぐれの町の曲がり道 何が出るのか曲がり道……」引き込まれるこのフレーズと、絶妙の色合いの絵。自転車男やえんとつ男、がまなんかが出てきます。

日本が世界に誇る傑作だと思います。

・『がいこつさん』
(五味太郎・著/文化出版局・刊)

何かを忘れて寝つけない「がいこつさん」。忘れたことを思い出しに、街へ出ます。「それも そうだな」が口癖のがいこつさんが、美しい青色の世界をさまよい、子どももいつのまにか「それもそうだなー」を繰り返すようになる名作。

以前、早期教育の是非に関する特集番組に、五味太郎さんは「反対」の立場で出ていました。賛成派の英会話教室の経営者の方が「子どもは、うまく導けばどんどん自分からやるようになるんです。バイオリンでもスポーツでも同じです」という意見を言ったのに対し、五味さんは「だからこそ、大人がそういうことを簡単にさせちゃダメだ」ときっぱり反論されました。

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