「IKEAのキッチン」は、なぜリノベの現場で売れないのか?



あとは、欧米では定番商品の規格があまり変わらないんですよ。だから、どんどん取り替えられる。日本では10年ぐらいすると部品含めて廃番になっていたりします。極端な話をすれば、ドアノブが壊れただけなのに、部品がないからドア全体を交換するようなことが起こり得る。水洗も、窓のサイズも、日本はいろんなバリエーションがあるんですけど、それらが未来永劫あるとも限らないんです。

ドイツあたりのキッチンは優秀で、キッチンカウンターの下に洗濯機と乾燥機、それから食洗機が入っているのですが、モデルチェンジのたびにサイズが変わったりもしないから、シンプルに入れ替えできるんです。そういうのは、いいですよね。

■その「陳腐化戦略」は誰のため?

ちきりん それと今回、キッチンで苦労したのが「魚焼きグリルは不要」という要望だったんです。あとは、作業スペースを大きくとるため「コンロを一口の小さなものにしたい」というリクエスト。ところが大手の国内メーカーではこれに対応できなくて。

そういうところも含め、ちょっと人と違うことをしようとすると対応してくれない。未だに大量に同じ商品を製造し、まったく同じような部屋(新築マンション)ばかりを大量に売ってる国なんだなと感じました。

島原 そうですね。

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