メンバーの自発性を引き出すマネジャーが、 こっそりやっている「秘策」とは?



 それを聞いた別のメンバーが、「そうですよね。私は、季節や天気に合わせて、お客様に洋服を提案する力が弱いと思っています。もっと先輩たちに学んで、力をつけたいです。一日の始まりに、短い時間でもいいから、今日の天気・品ぞろえならば、先輩たちがどう考えるのかを教えてもらう勉強会をしたいです」と提案したのです。

 そこで、それまで掃除にあてていた開店前の時間を使って、メンバー全員で勉強会を開いて、それぞれの専門知識を共有し合うことにしました。掃除は、「スキマ時間」にこまめにやればいいと考えたわけです。

 そして、マネジャー(店長)は自発的に勉強会を始めたメンバーを応援するために、毎朝おにぎりを差し入れました。そんなマネジャーの後押しもあって、メンバーたちはモチベーション高く勉強会を継続。その結果、年次の浅いメンバーの接客の質が向上し、顧客満足度も仕事の効率も向上。お店の売上もどんどん上がっていったのです。

 このように、「勉強会」によって、それぞれがもつ業務知識を共有するのは、非常に効果的です。なぜなら、「勉強会」を行うことで、マニュアル化しきれない「経験値」のようなものも共有できるからです。しかも、お互いに学び合うスタイルをとることで、メンバー同士の「関係の質」も大きく向上します。チームワークを強化する「最強の方法」と言っても過言ではないのです。

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