周囲との「温度差」を感じたら? リーダーを悩ます「どこまで自分でやるか」問題

本当に苦しくて苦しくて、やめようかと思ったくらい。それを乗り越えて、想いを伝えて、「だから、なんとかもう一度はじめよう」と呼び掛けたとき、みんながついてきてくれた。一度は「地下」に落ちて、そして這い上がってくる、という体験は、やっぱり必要なんじゃないかと思う。

佐宗:こういう「温度差」の問題は、VISION DRIVENに物事を動かそうとすればするほど、起きてくる現象だと思います。大きなことを考えれば考えるほど、周囲の人は同じ解像度ではその未来を見ることはできない。そのギャップを埋めようとすれば、非常に疲労が溜まるし、時間もかかる。僕も自身の会社で経験しています。

そのとき、どうしたらいいのか。完全に投げるわけにはいかないし、自分ですべてやってしまうのは正しくない。その葛藤に悩む。実は今もけっこう悩んでいます。だからこそ、岡田さんのお話にはとても勇気づけられました。

岡田:「どこまで自分でやるか」は、本当につねに悩んでいるよ。僕の立場はあくまでもサッカークラブの会長であり、チームの監督は別にいる。でも試合を見ていると、「なぜそこで、そんな采配をするんだ」ってモヤモヤしてくることがある。それは仕方ないんだよ、経験値が違うからね。
あるとき、チームが4連敗して、やむを得ず僕がベンチに入ったことがあったんです。するとチームは途端に4連勝する。

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