周囲との「温度差」を感じたら? リーダーを悩ます「どこまで自分でやるか」問題

あるゲームでは、前半に先制したにもかかわらず、前半終了間際に追いつかれた。監督は「内容はいいからこのままいく」と言っていたけれど、選手たちの表情を見れば、弱気になっているのが僕にはわかった。だから、僕は「攻撃的な選手を2人入れて、『今日は勝ちに行くぞ!』という意思を示したほうがいい」と指示をしたんです。結果的にその試合も勝利しました。

佐宗:おお、すごい……。たしかにそれを聞くと、岡田さんが監督をやったほうがいいように思えてしまいますね。

岡田:生意気だけど、僕自身のなかにも「俺がやれば…」という気持ちがどこかにある。でも、きっとそれがいけないんですよ。あるとき、ホリエモン(堀江貴文氏)と話していたとき、「まあ、岡田さんが監督をやれば、チームは勝つんでしょうね。でも、岡田さんは監督をやるわけにはいかないんでしょ?」と言われた。
そのとおりだ。できないんだよ、僕は。オーナーであり、監督ではない。それで吹っ切れた。選手たちが、監督じゃなくてオーナーの顔色を伺うようなチーム、いくつもあるでしょう? オーナーが口を出すチームはだめなんだ。
僕が原因だったんです。それにやっと気づけた。だから「うちはこれから勝てる!」って思った。

■ビジョンが心を動かし、人を動かす

佐宗:去年、FC今治はJリーグへの昇格を惜しくもぎりぎりのところで逃しましたね。

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