周囲との「温度差」を感じたら? リーダーを悩ます「どこまで自分でやるか」問題

僕は「前にも言っただろうと。何ために落ちているんだ? もっと高く飛ぶためだろう。ジャンプするとき、一度、しゃがむだろう。お前はイニエスタのようになりたいと言った。それなのに、過去の自分のプレーを振り返ってどうするんだ。イニエスタのプレーを研究しろ」と。

パフォーマンスが落ちるというのは、次に進むためのチャンスなんです。ところが選手たちは自分のプレーを見る。そうではなく、次の高みを見なければいけない。
その点、本田圭佑選手はすごい。彼は「次」しか見ていませんから。意識の高さと考え方で現在のレベルまでいった選手です。

■歴史という教養から考える

藤田(担当編集者。当日はトークライブ司会を担当):ここからは会場のみなさんからの質問にお答えいただきます。

質問者:歴史や文化などの教養・リベラルアーツについてはどうお考えですか?

岡田:歴史は大事だと思っているし、すべてのベースになっていると思います。しかし、今の時代にはロールモデルがない、というのが僕の実感です。先が分からない時代に、歴史から具体的に何かを学ぶというのは、僕は違うと思う。

歴史は繰り返すといいますが、たしかにそうでしょう。すべての物事は螺旋階段のようであり、上から見たら昔に戻っていく。物々交換にはじまり、それが大変だと言って問屋ができ、大量生産がはじまった。

関連記事(外部サイト)