周囲との「温度差」を感じたら? リーダーを悩ます「どこまで自分でやるか」問題

ところが今は、メルカリなどを用いた物々交換が盛んになるなど、上からみたら昔に戻っている。でも、横から見ると一段上がっている、というふうにとらえることができます。

基本的な考え方を学ぶという意味で歴史を紐解くのはいいと思いますが、産業革命の前に歴史から工業化が学べたかといえば、おそらく学べない。IT、AIが進展し、シンギュラリティが起こるときは、おそらく、産業革命以上の変化になる。
歴史を学ぶことから「その先」を予測するのは非常に難しく、歴史から直接学ぶというよりは、歴史という教養の中から新しいものを考える、というのが、正しいつき合い方ではないかと思います。

佐宗:僕自身も、ある大学でリベラルアーツとデザインとソーシャルイノベーションをテーマにした講義をしたことがあるのですが、僕の考えも岡田さんに近いですね。まず言えるのは、歴史はアナロジーをするための素材としては有効だけれど、歴史のとおりになるわけではない、ということ。また歴史が無限にあることを思うと、そのあと、どの部分を繰り返すのか、という論点もあります。そう考えると、歴史はこれから何が起きるかを「見立てる」ための素材だというのが、僕の認識です。

もう1つ。リベラルアーツをやると学んだ気になる、というのはよくあるパターンであり、リスクでもあるので、それを避けることが大事だと思います。

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