新卒「内定辞退者」が出ない中小・ベンチャー企業の採用は何が違うのか

新卒「内定辞退者」が出ない中小・ベンチャー企業の採用は何が違うのか

人事採用担当者にとって内定辞退は頭が痛い問題…(写真はイメージです) Photo:PIXTA

人事採用担当者にとって、内定辞退は非常に頭が痛い問題だ。特に、中小・ベンチャー企業は大企業に比べるとどうしても新卒者の採用では不利であり、内定辞退が相次ぐケースが少なくない。それでも「内定辞退者がゼロ」の会社がある。これら企業は何が違うのか。(株式会社Legaseed代表取締役・人材採用コンサルタント 近藤悦康)

■採用担当者がこの時期一番恐れる「内定辞退」

 今年の新卒採用は、経団連の就職協定の影響もあり、6月から大手企業が一斉に内定出しを行っています。しかも学生側も、情報化社会の中で、「内定承諾書」を提出しても法的効力がないことは分かっています。

 ですから、既に内定を早めに出し、内定承諾書を学生からもらっている企業も、安心できないのが実情です。

 リクルートキャリアの調査では、2019年卒の就活生は、1人当たり平均2.46社から内定が出ており、3月卒業時の内定辞退率は67.8%。すなわち10人に内定を出しても3人程度しか入社してもらえないのです。採用したい人材からフラれてしまうのが、採用担当者が一番がっかりする瞬間なのです。

 内定辞退率が増加している理由は、就活生の数は横ばいの中、新卒採用を実施する企業が増えているからです。実際に、大手就職サイトのリクナビの掲載企業社数は、2013年卒6242社、2020年卒では3万1943社(2019年6月6日時点)と約5倍に増加しているのです。

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