読んで使える! 万葉集の「語彙力」【自己紹介編】

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祝 令和 読んで使える! 万葉集の「語彙力」
万葉集ができた時代、まだ「ひらがな」も「カタカナ」もありませんでした。
声に出して詠(よ)んだものが、のちに文字として残されたのです。
奈良時代の名もなき人から天皇までが詠(うた)った、万葉の秀歌。
齋藤孝先生が厳選した楽しい歌と“使える解説”を、ぜひ愉しんでください。

 籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち
 この岳に 菜摘ます児 家聞かな 名告ら
 さね そらみつ 大和の国は おしなべて
 われこそ居れ しきなべて われこそ座せ
 われこそは 告らめ 家をも名をも

(こもよ みこみち ふくしもよ みぶくしもち
 このをか なつますこ いえきかな なのら
 さね そらみつ やまとのくには おしなべて
 われこそをれ しきなべて われこそませ
 われこそは のらめ いえをもなをも)

 雄略天皇 [巻一・一]

【原文】

籠毛與 美籠母乳 布久思毛與 美夫君志持 此岳? 菜採須兒 家吉閑 名告沙根 虚見津 山跡乃國者 押奈戸手 吾許曽居 師吉名倍手 吾己曽座 我許曽者 告目 家呼毛名雄母

【口語訳】

美しい籠を持ち、ふくし(竹・木などで作った土を掘るへら状の道具)を持って、この岡で菜を摘んでいる娘よ。

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