年1冊の哲学書を読む習慣が 人生を明るくする

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ボストンコンサルティング社長として名を馳せたビジネス界きっての読書家が、どう読書と向き合ってきたか、何を得てきたか、どう活かしてきたかを縦横無尽に語り尽くす。
自分を高める教養と洞察力が身につき、本を武器に一生を楽しむ、トップ1%が実践する『できる人の読書術』を説き明かす。

 哲学書で哲学を学ぶことは重要だが、本を読む習慣がない人が、いきなり難しい哲学書を読もうとすると、ハードルが高すぎて挫折しがちだ。

『新約聖書』の『マタイによる福音書』に「狭き門より入れ」という一節がある。
 これは何か(キリスト教では天国に至ること)をなさんとするとき、簡単な道ではなく、あえて困難な道を選んだほうが自らは鍛えられるという教えだ。

 でも、道行きが困難すぎて歩けなかったなら何にもならない。
 哲学に関しては「広き門から入れ」という心構えでいい。

 哲学書の入門編として私がおすすめしたいのは、エーリック(エーリッヒとも表現される)・フロムの著作だ。

 フロムはドイツ系ユダヤ人であり、アメリカに渡って大学で長く教鞭をとった。
 ユダヤ系ではあるがユダヤ教徒ではなく、キリスト教系の哲学者だと私は思っている。

 フロムの代表作として世界的に知られているのは『自由からの逃走』(1941年)と『愛するということ』(1956年)という2作である。

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