スマイリーキクチ氏が語る「誰もが中傷の加害者になりうるSNSの怖さ」(上)

スマイリーキクチ氏が語る「誰もが中傷の加害者になりうるSNSの怖さ」(上)

Photo:PIXTA

ある日突然、「殺人犯」に仕立て上げられ、インターネット上での誹謗中傷に10年以上苦しんだスマイリーキクチ氏。現在は自著をきっかけに、企業や教育機関で「ネット社会」の怖さや危うさを伝える活動を行っている。彼が、デジタルネイティブである中高生の未来に思うこととは――。現在発売中の『インクルージョン&ダイバーシティ マガジン Oriijin(オリイジン)』から転載する。

■10年以上続いたネット中傷被害から考えたこと

 このところ、講演の機会が月に5回くらいあって、お笑い芸人としての仕事との割合で言えば「8:2」ほど……明らかに講演仕事が上回っていますね(笑)。

 中高生相手にネット社会の話をしたり、自治体や企業……最近だと、弁護士さんの会にも呼んでいただいたり、SNSとの向き合い方や災害時に役立つ情報についてのお話をさせていただいています。

 僕が講演をするようになったのは、2011年に『突然、僕は殺人犯にされた〜ネット中傷被害を受けた10年間〜』を出版し、その一部を、ある有名私立校から「国語の教材として使用したい」と依頼されたことがきっかけで、先日、とある大学で学生さんとお話ししたら、その子は2000年生まれだそうで、僕が誹謗中傷を受け始めた翌年に生まれているんです。彼と話をしながら、「ああ、この子が産声をあげた頃から僕は中傷を受け、彼が生きてきた人生と僕が中傷を受けてきた年月がほぼ同じなんだなぁ」と、その年月の重みについて考えさせられました。

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