元アマゾン社員が立ち上げた日本唯一「カセットテープ専門店」の魅力

元アマゾン社員が立ち上げた日本唯一「カセットテープ専門店」の魅力

平積みのテーブルには新譜のカセットが並ぶ。そのひとつひとつに、手作りのPOPが置かれている

好きなアーティストの曲を録音し、「ウォークマン」で繰り返し聞いた…そんな青春時代を過ごした中高年は多いはず。デジタル音源が流通する現代ではあるが、今あえて当時のカセットテープを楽しむスタイルに注目が集まっているという。(清談社 真島加代)

■中目黒の住宅街に突如現れたカセットテープ専門店

 駅前の喧騒を離れ、中目黒の静かな住宅街を進んだ先にあるのが、カセットテープ・アナログレコード専門店「waltz」(東京・中目黒)。日本で唯一のカセットテープ専門店である。店内には色とりどりのカセットテープやアナログレコード、古本が並び、友人の家に来たようなワクワクを感じさせる。
 
「中央のテーブルに平積みになっているのは、新譜やおすすめのカセットテープです。今、あえてカセットで作品を発表したいというアーティストが世界的にとても多いんです。中には、カセットでしか聞けない音源もたくさんありますよ」

 そう話すのは店主の角田太郎氏。レトロな音楽メディアというイメージが強いカセットテープが注目されるようになったのは、2010年代前半に始まったアメリカ西海岸でのムーブメントだったという。

「始まりはアメリカのインディーズレーベルのアーティストたちがカセットで作品を発表するようになったこと。インディーズからメジャーに飛び火して、世界中に伝播していったのが現在のカセットカルチャーの特徴です。

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