優秀な人が自然に集まる「採用力が高い組織」は何が違うのか

優秀な人が自然に集まる「採用力が高い組織」は何が違うのか

めきめき実力を発揮する人材が、自然と集まってくる。そんな「採用力が高い」組織には、どんな理由があるのか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

未知の領域や新しい分野であっても、臆することなく飛び込んで、めきめき実力を発揮する人材が自然と集まってくる。そんな「採用力が高い」組織には、どんな理由があるのか。僕の体験を踏まえて一考したい。(freee株式会社CEO 佐々木大輔)

■「今できること」より「これから何ができるか」

 広告代理店の博報堂に新卒で入社してから約1年、僕は当時設立されたばかりの投資ファンドへ転職した。それまでの職歴を考えると、そもそも投資ファンドなんてとても転職できるはずがなかった。

 転職先では、投資する会社を分析してどれだけリターンが出るのか、どんな契約書を結ぶのが最適かなどと考えながら、投資のための一連の業務を1人で担う必要がある。当時の僕は、そうした経験はおろか知識だってほとんどなかった。あったのは、「チャンスさえ与えてもらえたら、これまでとまったく違う領域でも楽しんでやれる。頑張って成果を出せる」という気概だけだ。

 案の定、質問にろくに答えられないまま面接は終了した。これはマズい。さすがに肝を冷やした僕は、帰りに書店に寄って質問された内容に関連する本を買い漁り、ネットで調べまくった。そして、その日の夜中に、面接を受けた会社にメールを送ることにした。「今日聞かれたことについて、あの後しっかり考えて調べ直しましたが、こういうことだと思います」という趣旨の長文を送ったのだ。

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