「安定した会社」でくすぶる人が、業績が傾いた途端「絶好調」になる理由



当時の東急電鉄は、というか、だいたいどこの会社もそうだったと思いますけど、みんなダークスーツにネクタイ姿があたり前でした。でも僕は若いころ、実際に茶髪でポロシャツでした。

佐宗:それはそうとう目立っていたでしょうね(笑)。

東浦:もちろん、怒られたり批判されたりもしました。でも、注目されるからこそ、僕よりも下の世代の若い連中が「兄貴分」みたいに慕ってくれたりもしましたね。

上の世代からは眉を顰められていたでしょうけど、どんどん実績を出していましたから、「あんなやつ、どうせどこかで失敗する。放っておこう」みたいなムードがあったと思います。

私も「好きなことができればいいや」と思って仕事をしてきたので、いまのような立場(執行役員)になるとは思っていませんでしたし、なりたいとも思っていませんでした。

ただ、自分なりの「絵」を描いて、それを提起したりしていると、社内の他部署や社外の人から「面白いやつがいるぞ」「ちょっと話を聞きたい」と言われるようになって、応援してくれる人が増えていきました。

佐宗:いまのはけっこう本質的なお話だと思います。というのは、独自性のあることを考えている個性的な人が、会社で「直属の上司」に認められる可能性って、非常に低いですよね。

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