「安定した会社」でくすぶる人が、業績が傾いた途端「絶好調」になる理由

前職のソニーでは、これは!という研究やプロジェクトは、机の下で直属の上司には隠れてやり、トップマネジメントがきたときに見せるというのが定石でした。

東浦:ほぼないですよね。マッチング的にはものすごく確率が低い。そうなると「会社の外」とか「上司を飛び越えた役員クラス」とかいった解放系にならざるをえないんです。自分自身をオープンにすると、筋のいい人は必ず見てくれますから。

たとえば学校のクラスでも、非常に個性的な生徒がいたとして、その子と先生がうまくかみ合う可能性はかなり低いですよ。教師も上司もやはり型にはめようとしますからね。ですから、独自性を解放できるような環境をつくっていかないと、独自性とか個性は死んでしまう。

佐宗:東浦さんもかなり苦労されたのでは?

東浦:そうですね。とはいえ、そういった型に対する「反発心」みたいなものも、自分のエネルギーにもなっていたように思いますね。

■不況を待望する(?)有事タイプの人間

東浦:東急電鉄に入るような人は、学生時代にもすごく優等生で頭の回転もよく、教えられたことは一度でこなせますから、それなりに10年もやっていれば課長補佐くらいにはなるんです。

ところがそういう「優秀な人」は、バブル崩壊やデジタル化の到来など、時代がガラッと変わったときに対応できない。

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