単なる予算消化でなく「生きた研修」で経理部員を変える仕組み

単なる予算消化でなく「生きた研修」で経理部員を変える仕組み

経理パーソン向けの研修は、一辺倒なやり方で進めるだけでは効果を期待できない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

■経理パーソン向け研修は何が問題なのか

「経理の仕事はRPAやAIなどの導入が加速化し、今後はますます自動化していく」

 こうした報道はすでに多くの経理パーソンがチェックし、聞き飽きている頃でしょう。危機感を与えることによって、各々に経理の未来図をしっかり描いてもらうためのエールとして捉えれば、建設的でしょう。しかし、筆者の私見では、中には経理の本質を理解した上での発言なのか疑われるようなものも存在するように見え、危惧することもあります。

 もちろん、様々な見解に触れることで、経理パーソン各人が今後の経理業務についての道筋を探り、前進できればいいのでしょうが、他者の見解のみに振り回されることなく、各人が未来を見据えた上で必要だと思われるスキル・知識を身につけ、実践していくようにすれば、多種多様で、かつ力強い経理スタイルが生まれるはずです。

 その方法の1つに、自社が主催する研修の場で経理パーソンに学んでもらうことがありますが、一辺倒なやり方で進めるだけでは、効果は期待できないでしょう。

 そこで今回は、経理パーソン向けの研修に焦点を絞り、どのようなスタンスで取り組めば有効なのかを説いていきます。もちろん、筆者の見解も“他者”なのでしょうが、長きに渡って経験を積んでいる者からの小さなメッセージの1つとして参考になれば、幸いです。

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