【先払いの資金ショートの修羅場2】  なぜ、外部の人も大切にすると  売上がどんどん上がるのか?

『使ってみてください』と言われたから預かっているだけだ」
 と言い張る。

 資金を回収できないため、不良債権は膨らむ一方です。
 売掛金が回収できない、あるいは回収サイトが長くなっている取引先は、数十社に及んでいました。

 私が社長に就任する前、ある大学の研究室に可視化レーザーシステムを販売したことがありました。

 ところが一向に代金が支払われず、私が社長になってからも、800万円が「売掛金」のままになっていたのです。

 私が大学に出向いて教授に面会を申し込むと、教授はこう言いました。

「予算がついたら払います。
 これこれこうすれば予算は必ずつくので、もうしばらく待ってほしい」

 要するに教授は、「予算がついたから発注した」のではなく、「発注したあとで、予算をつければいい」と甘く見ていたのです。

 結局、予算はつかず、不良債権として処理することになりました。
 回収不能に陥った売掛金などの不良債権は、「貸倒損失」(売掛金・貸付金などの金銭債権が回収できなくなった債権者の損失を表す勘定科目)による損金処理を行いました。回収できないことが確定した金額を損金に算入すると、利益が減ります。

続きはダイヤモンド・オンラインで
(会員登録が必要な場合があります)

前へ 1 2 3

関連記事(外部サイト)