インターンは企業の「ファン作り」に役立つか?学生の口コミ効果を検証

インターンは企業の「ファン作り」に役立つか?学生の口コミ効果を検証

知られざるインターンの「効果」とは? Photo:PIXTA

近年、大学生の就職活動において最も変化したものは何か、と問われれば、間違いなく「インターンシップ」だろう(以下、インターンと表記)。売り手市場を背景に、企業も多様なコースのインターンを用意し、多大なコストを投下している。しかし、日本においては、インターンの習慣がここ数年間で一気に拡大・定着したため、企業の担当者は前例がない中での試行錯誤が続いている。

 その中で筆者が気になっているのは、インターンの「目的」が曖昧になっているケースがしばしばあることだ。多くのインターンは、まだ就活生の希望が固まっていない時期に行われるため(そして「採用直結」のインターンは、関係各省庁により公的には認められていないため)、企業側の目的も「自社のファン作りのため」とされていることが多い。だが、多大なコストの割に、その「ファン」がどれほど増えているのかを検証している企業はほぼない。一企業の中ではそうした効果が測定しにくい事情もあるだろう。果たして、インターンの「ファン作り」の効果は、どれほどなのだろうか。インターンのバイラル=口コミ効果についてパーソル総合研究所が行った調査データを基に、検証してみたい。(パーソル総合研究所 「企業インターンシップの効果検証調査」、新卒入社後3年以内の者1万750人、就業継続者1998人に対するインターネット定量調査。2018年10月実施)

■「口コミ」はどこまで広がるかインターン後の「情報交換」実態

 まずは、インターン後に学生が行う情報交換の実態を探った。

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