安宅さんに聞く「これからの時代を生き抜く“レアな人材”になるための方法」

過当競争に引き込まれて消耗していくだけ、というリスクを把握・認識できていない。ただ、私も元公務員ですから、もとはそちらの道を目指していました。先ほどの話で言えば、偏差値80の世界です。

■今こそ実践すべきマタイ伝の教え

安宅 柴山さんは、王道を行っていたはずの人なんですよね。もともとは(ホワイトボードで正規分布を示しつつ)、柴山さんはこの偏差値80くらいのところで生きてた人。一方で僕はそもそも軸が違う世界で生きてきました。いわゆる「ねじれの位置」の関係ですから、偏差値の世界と交わっていない。どこまでいっても交わらないことが大事なんです(笑)。柴山さんもいつの間にか、こっちの世界に降りてきた(笑)。偏差値ワールドで生きているときに、全然関係のない軸に飛び移ると、ハッピーになれるわけですよ。これって、聖書にも書いてあるんですよ、マタイ伝に。

柴山 え!?どこですか……(ウェブを検索しながら)なるほど。「狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その道は広く、これより入る者多し。生命にいたる門は狭く、その道は細く、これを見出す者少なし。」と…

安宅 その通り! 2000年前からわかっていたことだけど、いまだにこの教えが広まっていないんです。

柴山 安宅さんは、昔から偏差値の世界からそれたところにいらしたんですか。

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