安宅さんに聞く「人口減でも日本は成長できる。G7並みは無茶じゃない」

個人がレア化を目指す際には、それがどういう分野か見極めるといいのではないでしょうか。

 あとは、コスト・プライシング(製造原価に利益を上乗せするかたちで、商品・サービスの価格を決めること)が、この国を蝕んでるな、というのは最近感じますね。

柴山 基本的に、この20年はデフレで値段を下げることで競争してきましたから、思考がそう固まっているのではないでしょうか。

安宅 価値にお金を払う方式に変えないといけない。お金を払う根拠がどこだ、ということを、商品・サービスの持つ価値ではなくコストベースでガタガタ言ってたら、iPhoneみたいにイケてる端末はできないんです。実質のコストでいえば、半額もあれば作れるかもしれないけど、粗利がたっぷり出てるからカッコよさを追求する余裕が生まれるんだ、ということを、腹落ちして実行しない経営者、マネジメントが多く、また発注側の国や自治体もしかり。プライシングの際に、目の前の国内市場しか見ていないことにも大きな問題がある。単なるスケールから事業価値が生まれなくなった現在、本当に豊かさを生み出そうとするならば、目に見えない価値、付加価値で勝負するしかないんですよ。

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