会長が社長に内緒で会社を売却! 社内は大混乱、M&Aは破談に

会長が社長に内緒で会社を売却! 社内は大混乱、M&Aは破談に

経営者の独断で進めたM&Aが、現場の猛反対で破談に! 何が起こったのでしょうか?

今、企業を売り買いするM&A市場は大活況、
売り手側にとって有利な時代です。

しかし一方で、悪条件でだまされて安く買い叩かれたり、
不利な条件で会社を手放したりといった不幸な案件も増えています。

中小企業の場合、よくあるケースが、
オーナーと現場を任せている社長の意思疎通がうまくいかず、
オーナーが独断で進めたM&Aが現場の反対によって反故になるというもの。

高い金額で売却が成立しても、買収金額を回収しようとする買い手企業で
経営目標が課される経営者と、オーナーとの間の利益相反をいかに乗り越えるかが大切です。

『あなたの会社は高く売れます』の著者が、
中小企業のM&Aの過程で起こる社内が原因の問題について解説します。
(編集/和田史子)

■現場の社長に知らせず、オーナーがM&Aを決意

 株式を100%所有するオーナー社長が、高齢かつ後継者不在のなか5年前に代表権のない会長に退き、業務執行を部下の社長に任せている、オンライン情報サービス会社のケースを紹介します。

 オーナーが経営していた時代は、目立った業績をあげていませんでした。

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