中国人民解放軍は香港情勢に「介入」するか?

中国人民解放軍は香港情勢に「介入」するか?

香港が落ち着きを取り戻すのはまだ先になりそうだ。(7月21日午後3時頃、銅鑼湾)  Photo by Yoshikazu Kato

現在、北京の一角で本稿を執筆している。ここでは報道や言論が厳しく統制、封鎖されており、2000キロメートル以上離れた香港の地で現在実際に何が起こっているのかを知り、感じることは難しい。

 ただ、そんな統制下でも、先週末も香港各地でデモや集会が行われたという情報が聞こえてきた(参照記事:『香港デモ現場ルポ、習近平が「香港200万人抗議」を恐れる理由』)。中国本土の深センに近く、「白シャツ」隊が一般市民などを集団で暴行した「元朗事件」の本拠地である元朗では、「黒シャツ」隊が「白シャツ」隊に“報復”すべく衝突が発生し、香港島でもデモ隊と警察が衝突した模様だ。

「香港警察はもはや機能不全に陥っている。このまま事態が収拾しないようであれば、人民解放軍が介入し、香港の治安の維持、そして情勢の沈静化を図る可能性も十分にある。実際に、この期間、我が国の軍人たちが続々と、深センから香港に入っていっている」

 公安や政法を担当する中国政府の幹部は筆者にこう耳打ちした。中国政府は自国の役人を数多くデモ現場に送り込み、「黒シャツ隊の中に紛れ込んで、現場で情報収集やデモ組織者や参加者の認定を進めてきた」(同幹部)という。

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